自律神経を鍛えることは出来るのか?整えるとの違いは?

自律神経失調症による不調で悩んでいる方の中には、「自律神経を鍛える方法はないだろうか」と考える人も少なくありません。

しかし、そもそも自律神経は「鍛える」ことができるものなのでしょうか。

また、よく耳にする「自律神経を整える」という言葉とは、どのような違いがあるのでしょうか。

本記事では、医学的な視点から自律神経の働きを解説し、「鍛える」と「整える」の違いを明確にするとともに、具体的な対処法をご紹介します。

目次

「自律神経を鍛える」とは?医学的な視点から

自律神経は「鍛える」ものではない

結論から言えば、自律神経は筋肉のように「鍛える」ことはできません

自律神経は意識的にコントロールできない神経系であるため、トレーニングによって強化するという概念は医学的に正確ではありません。

筋肉であれば、負荷をかけることで筋繊維が増強され、より強い力を発揮できるようになります。

しかし、自律神経は神経伝達のシステムであり、「強くする」という性質のものではないのです。

「自律神経の働きを高める」という正確な表現

ただし、生活習慣や運動習慣を改善することで、自律神経の働きを活性化させたり、バランスを保ちやすくすることは可能です。

これを一般的に「自律神経を鍛える」と表現することがありますが、正確には「自律神経の機能を高める」あるいは「自律神経の柔軟性を向上させる」と言うべきでしょう。

運動は、交感神経と副交感神経の双方の活動を改善し、自律神経のバランスを整えることが報告されています。

適度な有酸素運動は副交感神経の活動を高め、リラックス作用や心身の回復を促すことがわかっています。

「自律神経を整える」とは?その意味と重要性

バランスを取り戻すという考え方

「自律神経を整える」とは、交感神経と副交感神経のバランスの乱れや、両者ともに働きが過剰または不十分な状態を修正することを指します。

現代人は、ストレスの多い生活環境により、交感神経が過剰に働き続ける傾向があります。

その結果、副交感神経が十分に働かず、心身の回復が妨げられて様々な不調が現れます。

「整える」が目指すゴール

自律神経を整えるとは、次のような状態を目指すことです。

  • 交感神経と副交感神経が適切なタイミングで切り替わる
  • 昼間は活動モード、夜間は休息モードに自然に移行できる
  • 過度なストレスに対しても適応できる柔軟性がある
  • 血流が良好で、内臓機能が正常に働く

「鍛える」と「整える」の違いを整理する

概念の違い

視点鍛える整える
目的機能を強化するバランスを回復する
アプローチ負荷をかけて能力を高める乱れた状態を正常に戻す
対象の性質筋肉のように強化できるもの神経系のバランスを調整するもの
実現可能性自律神経には適用不可実現可能で効果的

なぜ「整える」が適切なのか

自律神経は、強くするというよりも、本来の正常な状態に戻すことが重要です。

乱れたバランスを整え、交感神経と副交感神経がスムーズに切り替わる状態を取り戻すことで、心身の健康が維持されます。

ストレスが多い現代では、慢性的に交感神経の活動が優位な人が増えており、自律神経を整えるには、意識的に副交感神経を刺激する工夫が必要です。

自律神経が乱れる原因とメカニズム

主な原因

自律神経が乱れる大きな原因の一つは「加齢」であり、特に副交感神経の働きが加齢とともに低下していきます。ただその他、以下のような要因が挙げられます。

1. 生活習慣の乱れ

夜更かしや睡眠不足が続くと体内時計がずれてしまい、自律神経も乱れやすくなります。人間の体内時計は約24時間のリズムで刻まれており、このリズムが狂うと自律神経の調整機能も低下します。

2. ストレス

「ストレス」と「生活習慣の乱れ」が自律神経の乱れに大きく影響しています。仕事や人間関係のストレスはもちろん、気温や気圧の変化といった環境的なストレスも自律神経に負担をかけます。

3. 環境の変化

季節の変わり目や気圧の変動、寒暖差なども自律神経に大きな影響を与えます。特に現代では、夏場のエアコンによる急激な温度差や、冬の乾燥と寒さが自律神経の負担を増やしています。

血流の悪化が引き起こす悪循環

交感神経が働くと血管が収縮し、血流が悪くなります。血流が滞ると、末端の毛細血管へ血液が行き渡らず、冷えや老廃物の排出不良、疲労の蓄積につながります。

さらに、脳の血流が低下すると思考力も低下し、心の健康にも悪影響を及ぼします。このように、自律神経の乱れは血流悪化を招き、その血流悪化がさらに自律神経を乱すという悪循環を生み出すのです。

自律神経を整える具体的な方法

1. 規則正しい生活リズムを作る

体内時計のリズムは約24時間で刻まれており、これが乱れると夜眠れなくなったり、朝起きられなくなったりします。乱れた体内時計は、朝日を浴びることでリセットされます。

毎朝同じ時間に起きて朝日を浴び、夜は決まった時間に就寝するという規則正しい生活が、自律神経を整える基盤となります。

2. 適度な運動を行う

誰でも効果的に自律神経を整えるための運動としては、ウォーキングがおすすめで、1回につき30分程度行うと良いでしょう。

ただし、負荷が大きすぎるハードな運動は逆効果になることもあります。呼吸が乱れないペースで、心地よいと感じる程度の運動が理想的です。

3. 深い呼吸を意識する

自分の意思でコントロールできないのが自律神経ですが、唯一の例外が呼吸です。深くゆっくり呼吸することで副交感神経の活動を高めることができます。

具体的には、鼻から3秒かけて息を吸い、口から6秒かけてゆっくり息を吐くという呼吸法が効果的です。

4. 入浴で体を温める

湯船にゆっくりつかることで、副交感神経の働きが促進され、疲労回復に大きな効果が期待できます。シャワーだけでは十分に体が温まらないため、できれば毎日湯船に入る習慣をつけましょう。

5. バランスの良い食事を心がける

自律神経に有効な栄養素を積極的に摂取することも重要です。

  • ビタミンB群: 神経の働きを正常化する
  • カルシウム: 心臓のリズムを整える
  • マグネシウム: 神経の高ぶりを抑える
  • 亜鉛: 神経伝達物質の生成に必要

6. ストレス管理を行う

完璧主義をやめ、適度にリラックスする時間を持つことが大切です。自律神経を整えることを意識しすぎると、交感神経を過剰に刺激してしまい、自律神経を乱してしまう原因となります。

医療機関で改善しない場合の選択肢

体のゆがみと自律神経の関係

実は、自律神経の乱れの背景には「体のゆがみ」が関係していることがあります。

背骨や骨盤が歪むことで、自律神経が圧迫されたり、脳脊髄液の循環が停滞したりして、自律神経の働きが悪くなるのです。

体にゆがみがあると、脳脊髄液の循環が停滞して自律神経を乱します。脳脊髄液は循環することで脳を冷やしますが、体にゆがみがあると脳がストレスを処理しきれずオーバーヒート状態になります。

また、身体にゆがみがあると体を緊張させて筋肉を硬縮させ、硬縮した筋肉は自律神経を刺激圧迫させてしまい、自律神経が乱れて上手く働かなくなります。

しんそう芦屋浜の「ゆがみ直し」施術

病院で原因がわからない症状や、薬で一時しのぎを繰り返している方には、体のゆがみを根本から整えるアプローチが効果的です。

しんそう芦屋浜は、芦屋市の自律神経専門院として、「ゆがみ直し」の施術を行っています。この施術では、以下の4つのプロセスで自律神経を整えます。

①カウンセリング

辛かった症状や、これまで受けてきた治療、日々の生活について詳しくお聞きします。まずは今までの辛さを吐き出していただくことも、自律神経を整える重要なステップです。

②体のゆがみ検査

骨盤や背骨のゆがみはもちろん、手や足のゆがみも丁寧に検査します。見逃しがちな部分のゆがみが、実は体に大きな悪影響を与えていることが多いのです。

③ゆがみ調整施術

施術自体は無痛で身体への負荷は一切ありません。不眠で悩んでいる人がウトウトして眠ってしまうほどソフトな施術なので、安全に体を整えることができます。

バキバキと骨を鳴らすような施術ではなく、優しく体に働きかけることで、自然に体のゆがみが整っていきます。

④生活指導

直した方が良い行動やクセを指導し、自宅で行っていただきたいセルフケアもお伝えします。日々の生活の中で体をゆがませないことが、再発を防ぐために重要です。

まとめ

自律神経は「鍛える」ものではなく、「整える」ものです。

自律神経は意識的にコントロールできない神経系であるため、筋肉のように強化することはできません。

しかし、生活習慣の改善や適度な運動、深い呼吸などによって、自律神経のバランスを整え、本来の機能を取り戻すことは可能です。

病院で原因不明と言われた症状や、治療を受けても改善しない場合、体のゆがみが自律神経の乱れを引き起こしている可能性があります。

そのような場合には、芦屋市しんそう芦屋浜のような自律神経専門院で「ゆがみ直し」の施術を受けることをおすすめします。

体のゆがみを整えることで、交感神経が落ち着き、副交感神経も適切に働くようになり、自律神経バランスが安定します。

無痛でソフトな施術により、安全に体を本来の状態に戻すことができるのです。

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