不眠症で病院受診が必要なケースと整体が向いているケース

今このページをご覧のあなたは、おそらく夜眠れない辛さを抱え、どこに相談すべきか迷っているのではないでしょうか。

病院に行くべきか、それとも整体のような体のケアで改善できるのか——実は不眠症には、医療機関での治療が必須なケースと、整体でのアプローチが効果的なケースがあります。

この記事では、不眠症で病院受診が必要な症状と、整体が向いている不眠のタイプについて、医学的に正しい情報をもとに詳しく解説します。

あなたの不眠の原因に合った適切な選択肢を見つけてください。

目次

まず結論|病院と整体は「役割が違う」

不眠症に悩む方がまず知っておくべきことは、病院と整体では根本的に役割が異なるということです。

どちらが優れているという話ではなく、それぞれが担う目的と得意分野が違うのです。

病院=命に関わるリスクや疾患の除外が目的

病院での不眠症治療の最大の目的は、背後に隠れている重大な疾患を見逃さないことです。

睡眠時無呼吸症候群、甲状腺機能異常、うつ病、心疾患など、不眠の原因となる病気は多岐にわたります。

医師は問診や検査を通じて、これらの疾患の有無を確認し、必要に応じて薬物療法や専門的な治療を行います。特に命に関わる症状や精神的な危機状態には、医療機関での対応が不可欠です。

整体=体の緊張や自律神経の乱れを整えるケアが目的

一方、整体は病気の診断や治療を行う場所ではありません。整体が得意とするのは、首や肩の緊張、姿勢の崩れ、呼吸の浅さなど、体の物理的な問題にアプローチすることです。

特に自律神経の乱れに関連した体の緊張状態を整えることで、リラックスしやすい体づくりをサポートします。

検査では異常が見つからないのに眠れない、体が常に力んでいる、といったケースでは整体が効果を発揮することがあります。

両方を併用するケースもある

実際の臨床現場では、病院での治療と整体でのケアを併用することも珍しくありません。

例えば、睡眠薬で睡眠時間を確保しながら、整体で体の緊張を緩めていくことで、より質の高い睡眠を目指すことができます。

重要なのは「どちらか一方」ではなく、自分の症状に合わせて適切に選択することです。

不眠症で「すぐに病院受診が必要なケース」

以下の症状がある場合は、整体ではなく必ず医療機関を受診してください。これらは体からの重要なサインであり、専門的な医療対応が必要です。

急激な体重減少・動悸・息切れ・胸痛がある

不眠と同時にこれらの症状がある場合、心疾患や甲状腺機能亢進症などの可能性があります。

特に胸痛や激しい動悸は、心臓に関わる緊急性の高い症状です。体重が1ヶ月で5kg以上減少した、安静時にも動悸や息切れがするといった場合は、速やかに内科または循環器科を受診しましょう。

睡眠中に呼吸が止まる(睡眠時無呼吸の疑い)

家族から「いびきがひどい」「寝ている時に呼吸が止まっている」と指摘されたことはありませんか。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まることで脳や体が酸素不足になり、深刻な健康被害をもたらします。

日中の強い眠気、起床時の頭痛、集中力低下などがあれば、睡眠外来や呼吸器内科での検査が必要です。

うつ症状・強い不安

不眠はうつ病の主要な症状の一つです。気分の落ち込みが2週間以上続く、何をしても楽しめない——これらの症状がある場合は、精神科または心療内科の受診が必須です。

不眠だけでなく、心の健康に関わる重大なサインである可能性があります。一人で抱え込まず、専門家の助けを求めてください。

幻覚・錯乱状態・昼夜逆転が強い

現実にないものが見える、聞こえる、時間や場所の感覚が混乱する、昼夜が完全に逆転して社会生活が送れないといった状態は、精神疾患や認知症、薬物の副作用などが考えられます。

特に高齢者や認知症のリスクがある方では注意が必要です。速やかに医療機関を受診してください。

甲状腺ホルモン異常や内科疾患の疑いがある

甲状腺機能亢進症では、動悸、発汗、体重減少とともに不眠が現れます。

逆に甲状腺機能低下症では過度の眠気や倦怠感が特徴です。また、糖尿病、高血圧、腎臓病などの慢性疾患も睡眠に影響を与えます。

これらの症状や既往歴がある場合は、内科での精密検査が必要です。

甲状腺ホルモン異常による症状は整体では対応できません。まず医療機関で適切な診断を受けることが最優先です。

病院で行われる主な不眠症治療

医療機関では、不眠症に対してどのような治療が行われるのでしょうか。病院にしかできない専門的なアプローチを理解しておきましょう。

問診・検査・睡眠衛生指導

医師はまず詳しい問診を行い、不眠のタイプ(入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒)や生活習慣、ストレス状況などを把握します。

必要に応じて血液検査、心電図、睡眠ポリグラフ検査などを実施し、背後にある疾患を調べます。

また、睡眠衛生指導として、就寝時間の規則化、カフェインやアルコールの制限、寝室環境の改善などの生活指導も行われます。

睡眠薬・抗不安薬などの薬物療法

必要に応じて睡眠薬が処方されます。現在主流なのは、ベンゾジアゼピン系睡眠薬や非ベンゾジアゼピン系睡眠薬、メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬などです。

患者の症状や年齢、併存疾患に応じて適切な薬剤が選択されます。不安が強い場合は抗不安薬が、うつ症状がある場合は抗うつ薬が併用されることもあります。

CBT-I(認知行動療法)

CBT-I(Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia)は、不眠症に対する認知行動療法です。

睡眠に関する誤った認識や行動パターンを修正することで、薬に頼らず不眠を改善する方法として、国際的にも推奨されています。

合併症がある場合の専門科への紹介

睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は呼吸器内科や睡眠外来へ、うつ病が疑われる場合は精神科へ、甲状腺疾患が疑われる場合は内分泌内科へ、といったように適切な専門科への紹介が行われます。

不眠症は様々な疾患と関連するため、総合的な医療連携が重要です。

病院に行っても改善しにくい”不眠タイプ”

医療機関を受診しても、なかなか改善しない不眠があります。以下のようなケースでは、体へのアプローチが有効なことがあります。

検査では異常なしと言われるのに眠れない

血液検査も心電図も正常、睡眠ポリグラフ検査でも特に異常が見つからない——それでも眠れない。

このような「検査異常なし」の不眠は少なくありません。医学的に明確な疾患がない場合、睡眠薬が処方されても根本的な解決にならないことがあります。

体の緊張状態や自律神経の乱れが原因である可能性が高いケースです。

寝つきが悪いよりも「眠りが浅いタイプ」

入眠障害よりも、「眠れるけど夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)」「朝早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)」というタイプの不眠は、体が深いリラックス状態に入れていない可能性があります。

副交感神経がうまく働かず、睡眠中も交感神経優位の状態が続いているのです。

緊張体質・肩こり・首こり・頭痛を伴う

不眠と同時に慢性的な肩こりや首こり、緊張型頭痛がある方は多いです。これらは筋緊張と自律神経の乱れが密接に関係しています。

特に首の筋肉は自律神経の中枢である脳幹に近く、首の緊張が睡眠の質に大きく影響することがわかっています。

スマホ・PC作業が多く首の負担が強い

現代人に多いのが、長時間のスマホやPC作業による「スマホ首(ストレートネック)」です。前かがみの姿勢が続くことで首の自然なカーブが失われ、首周辺の筋肉が常に緊張状態になります。

この状態では呼吸が浅くなり、自律神経が乱れやすくなります。

自律神経の乱れを感じている

動悸や息切れ、手足の冷え、のぼせ、胃腸の不調など、自律神経失調症の症状と不眠が同時に現れているケースです。

ストレスや生活リズムの乱れによって交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、体は常に「戦闘モード」になり、夜になっても切り替えができなくなります。

整体が向いているケース

以下のような症状がある場合、整体での体へのアプローチが効果的です。病院でカバーしきれない領域が、整体の守備範囲です。

身体が常に力んでリラックスできない

「肩の力を抜いて」と言われても抜き方がわからない、常に体のどこかに力が入っている——このような状態では、いくら「リラックスしよう」と思っても難しいものです。

整体では体の緊張パターンを見極め、物理的に緊張を緩めることで、リラックスしやすい体づくりをサポートします。

姿勢の崩れや猫背・ストレートネックがある

姿勢の崩れは見た目の問題だけでなく、自律神経にも大きく影響します。

猫背やストレートネックの状態では、胸郭が圧迫され呼吸が浅くなり、首や肩の筋肉が過度に緊張します。姿勢を整えることは、自律神経を整える第一歩です。

呼吸が浅く胸や肋骨が硬い

深呼吸をしようとしても胸が十分に広がらない、肋骨周りが硬く感じる——呼吸の浅さは睡眠の質に直結します。

呼吸が浅いと体は常に酸素不足のストレス状態にあり、副交感神経が働きにくくなります。胸郭の柔軟性を取り戻すことで、自然と深い呼吸ができるようになります。

交感神経優位でオンオフ切り替えができない

日中の緊張状態が夜まで続き、ベッドに入っても頭が冴えている、心臓がドキドキする——これは交感神経優位の典型的な状態です。

現代社会では多くの人が交感神経優位に傾きがちで、副交感神経への切り替えがうまくできなくなっています。

整体で体の緊張を緩めることは、副交感神経を働きやすくする環境づくりになります。

不眠と同時に肩こり・腰痛・頭痛もある

不眠単独ではなく、肩こり、腰痛、頭痛など複数の症状が同時にある場合、体全体の緊張パターンや姿勢の問題が根底にある可能性が高いです。

これらを統合的に改善することで、不眠も含めた複数の症状が同時に軽減することがあります。

整体ではどのように不眠にアプローチするのか

整体では具体的にどのような施術を行い、不眠にアプローチするのでしょうか。専門的な視点から解説します。

首・肩・顎関節・胸郭の緊張を緩める

不眠に関連する体の緊張は、特に首、肩、顎関節、胸郭に集中しています。首の筋肉は自律神経の通り道であり、肩の緊張は呼吸を制限し、顎関節の緊張は全身の緊張パターンに影響します。

整体ではこれらの部位を丁寧に緩め、体がリラックスしやすい状態を作ります。

自律神経に関わる姿勢を整える

姿勢と自律神経は密接に関係しています。特に頭の位置、首のカーブ、骨盤の傾きなどは、自律神経の働きに大きく影響します。

整体では体全体のバランスを見ながら、自律神経が正常に働きやすい姿勢へと導きます。姿勢が整うことで、呼吸も深くなり、血流も改善されます。

呼吸の深さを改善し眠りの準備を作る

質の良い睡眠には、深い呼吸が不可欠です。横隔膜がしっかり動き、腹式呼吸ができる体の状態を作ることで、副交感神経が優位になりやすくなります。

整体では胸郭の柔軟性を高め、横隔膜の動きを改善することで、自然と深い呼吸ができる体づくりをサポートします。

睡眠リズムの生活指導も併せてサポート

施術だけでなく、睡眠衛生に関するアドバイスも重要です。就寝前のスマホ使用、カフェインの摂取時間、入浴のタイミング、朝の光の浴び方など、生活習慣の改善も併せて指導します。

体を整えることと生活習慣の改善を組み合わせることで、より効果的な不眠対策が可能になります。

病院と整体の併用がベストなケース

実際には、病院と整体を併用することで最も効果的な結果が得られるケースが多くあります。

薬で睡眠時間を確保しつつ体の緊張を改善

睡眠薬を使用しながら整体で体の緊張を緩めることで、徐々に薬の量を減らしていけることがあります。

薬だけでは根本的な体の問題は解決しませんが、整体だけでは急激な改善が難しいこともあります。両方のアプローチを組み合わせることで、より安定した改善が期待できます。

減薬を医師と相談しながら身体を整える

長期間睡眠薬を使用している方が減薬を希望する場合、医師の指導のもとで徐々に減薬しながら、同時に整体で体の状態を整えていくことが有効です。

体が自然に眠れる準備ができていれば、薬への依存度を下げることができます。ただし、減薬は必ず医師と相談しながら進めてください。

再発予防として整体を活用する

不眠が改善した後も、ストレスや疲労が溜まると再発することがあります。

定期的な整体でのメンテナンスは、体の緊張が蓄積する前にリセットし、不眠の再発を予防する効果があります。予防医学の観点からも、体のケアを習慣化することは重要です。

医療機関で良くならない不眠症には「しんそう芦屋浜のゆがみ直し」がおススメ

病院での治療を受けても改善しない不眠症に対して、私たち「しんそう芦屋浜」では独自の「ゆがみ直し」という施術法で多くの方の睡眠改善をサポートしています。

不眠症に対するアプローチ

不眠症の方の多くは、首や頭部に顕著なゆがみがあります。頭が前に出た姿勢(スマホ首)、首の自然なカーブの消失、肩の高さの左右差など——これらのゆがみが自律神経の働きを妨げ、交感神経優位の状態を作り出しています。

しんそう芦屋浜の施術では、痛みのない優しい手技で、これらのゆがみを段階的に整えていきます。

特に首周辺の調整は、脳幹に近い自律神経の中枢に働きかけ、副交感神経が自然と働きやすい環境を作ります。

当院での改善事例(体験談)

病院で異常なし→整体で改善した40代女性

内科、心療内科と受診し、検査では異常なしと言われたものの、入眠障害と中途覚醒に悩んでいた40代女性。詳しく体を診ると、首から肩にかけての強い緊張と、胸郭の硬さが顕著でした。PC作業が多く、慢性的なストレートネックの状態でした。

週1回のペースで首・肩・胸郭を中心に施術を行い、自宅でできる簡単なストレッチもお伝えしました。

3回目の施術後から「朝まで起きずに眠れた」という報告があり、2ヶ月後には「以前のように眠れるようになった」と喜びの声をいただきました。

※個人の感想であり効果を保証するものではありません

薬を飲んでも眠れなかった→首肩の施術で改善

睡眠薬を服用しても眠りが浅く、日中も疲労感が強かった50代男性。長年のデスクワークで首こりと肩こりがひどく、頭痛も頻繁にありました。

施術では首と肩の深い筋肉の緊張を丁寧に緩め、顎関節の調整も行いました。初回の施術後から「久しぶりに深く眠れた」との感想があり、4回目以降は睡眠の質が明らかに向上。

医師と相談しながら徐々に睡眠薬を減らし、最終的には薬なしでも眠れるようになりました。現在は月1回のメンテナンスで良好な状態を維持されています。

※個人の感想であり効果を保証するものではありません

迷ったらまずは危険サインをチェック

不眠症で病院に行くべきか、整体が向いているのか——判断に迷ったら、まずは以下のポイントを確認してください。

この症状があれば必ず病院へ

急激な体重減少、動悸・息切れ・胸痛、睡眠中の無呼吸、うつ症状や幻覚・錯乱状態、甲状腺疾患の疑い——これらの症状がある場合は、迷わず医療機関を受診してください。

これらは整体の対応範囲外であり、医学的な診断と治療が必要です。

それ以外は整体での改善も視野に

検査では異常がない、体の緊張が強い、姿勢の崩れがある、呼吸が浅い、肩こりや首こりを伴う——このような不眠タイプでは、整体でのアプローチが効果的です。

体の物理的な問題を改善することで、自律神経が整い、自然な睡眠リズムを取り戻すことができます。

まとめ

不眠症は、体からの大切なメッセージです。病院での治療も大切ですが、それでも改善しない場合は、体の構造的な問題に目を向けることが必要かもしれません。

芦屋市の自律神経失調症専門しんそう芦屋浜では、あなたの体が本来持っている「自然に眠る力」を取り戻すお手伝いをいたします。

まずはお気軽にご相談ください。あなたの不眠の原因を一緒に探り、改善への道筋を見つけましょう。

質の良い睡眠は、健康で充実した毎日の基盤です。一日も早く、心地よい眠りを取り戻していただけることを心から願っています。

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