自律神経失調症
2022年09月16日
9月に入りだいぶ気温が落ち着いてきましたが、気温差が大きくなってきたために、体に不調を抱えている人は多いのではないでしょうか?
最も大きい不調が「体のダルさ」です。
寝ても身体がだるい、一日身体がだるくて仕事や勉強が上手くいかない。当院にもそんな悩みで来る人が多くいらっしゃいます。
これは典型的な「秋バテ」で、自律神経失調症の1つだと言えるでしょう。
では夏から秋にかけての気温差でも、健康で快適に過ごすにはどうすれば良いでしょうか?
今回はそんな9月の秋バテの原因と対策について詳しくお話します。
秋バテとは?
まず最初に「秋バテ」につて詳しくお話します。
秋バテというのは一般的には次のような意味として使われます。
夏の暑さがおさまってきて涼しさが出てきたにも関わらず、身体がだるかったり疲れやすくなっている状態
昔なら10月に秋バテが多かったのですが、最近は気候変動(夏が暑すぎる)せいで、9月から秋バテで悩まされる人が増えています。
秋バテという言葉は、Wikipediaにも項目が作られるほど一般的な言葉となったと言えるでしょう。
秋バテが起こる理由
秋バテで悩むことになるのは、だいたい次の3つが理由になります。
①夏にすでに自律神経が乱れていた
夏の暑さによって、すでに自律神経が少し乱れており、それが9月の気温差によってひどくなってしまったことが考えられます。
いわゆる「夏の疲れ」という言葉で表現される原因です。
②秋の低気圧
夏も低気圧が起きますが、9月にはいると長雨や低気圧が激しくなることがあります。
そのせいで自律神経の乱れが激しくなり、だるさ・疲労感で悩まされることになります。
実際に今年(2022年)の9月は、台風11号という未曾有の大きさの台風が発生して、全国的に気圧で不調になった人が多かったでしょう。
③栄養不足
夏の暑さでしっかりと栄養が取れていなかった人は、9月に入ってその影響でが出てきます。それが秋バテです。
多くの秋バテは、この3つのうち1つが原因というより、複数組み合わさって起きていると考えるのが自然でしょう。
秋バテによる自律神経失調症対策
秋バテで自律神経が乱れてしまっている場合の対策は、普通の自律神経失調症対策と基本的には同じです。
例えばしっかりと入浴をするだとか、適度な有酸素運動を継続して行う、不足する栄養をしっかりと補給するなどです。
このあたりは「夏に自律神経失調症がつらくなってしまう時の対処法」に書いた対策と同じなので、詳しはこちらをご参考ください。
上記に加えて「秋バテだからこその対策」として意識していただきたいことは、「足を冷やさない」ということです。
例えば日中は暑いけど夜は結構冷えるのが9月です。
暑いからサンダルで出かけすると、夜の気温で足から冷えていきます。足の冷えは自律神経の天敵ですから、ここは対策が必須です。
できればサンダルのような裸足は避けた方が良いですし、家に帰ってごはん前に足湯だけ先に済ませるなどは有効です。
家でも寝る前まで靴下を履いておくなども良いと思います。
とにかく秋バテでは足の冷えに注意しましょう。
まとめ
9月になり体がだるくなってしまう原因と対処法と題して、「秋バテ」つまり「秋の自律神経失調症」について詳しく解説をしてきました。
現代社会は気候の変化・生活習慣の変化・食生活の変化などで、意識しないと健康を保てなくなっています。
この記事を参考にして、秋バテに負けない体を作ってください。
もちろん自律神経失調症である秋バテには「ゆがみ直し」という当院の施術も有効です。
セルフケアに限界を感じている場合は、外部のアプローチが必要なことも多いので、お気軽にしんそう芦屋浜にご相談ください。
自律神経失調症
2022年08月19日
2022年は8月9日時点で猛暑日が14日目となり、過去最多を更新したそうです。
以前ブログで「夏に自律神経失調症がつらくなってしまう時の対処法」という記事を書きました。夏は自律神経失調症になりやすい時期だからです。
また夏は貧血になりやすい時期です。実は貧血も自律神経失調症の要因の一つです。
そこで今回は、「なぜ夏に貧血が多いのか」「夏の貧血はどう対処すれば良いのか?」「貧血と自律神経失調症の関係」などについて詳しくお話します。
暑い夏に貧血になりやすくて困っている方は、ぜひこの先を最後までお読みください。
夏に貧血になりやすい理由
夏に貧血になりやすいのは、「鉄分が不足する」からです。
暑い夏は汗をかきます。日中に最寄り駅まで歩くだけで、滝汗が流れていきます。
その汗には鉄分が含まれるため、汗を大量にかくと鉄分不足となり、貧血になってしまうのです。
夏は汗をかくからミネラル分を補給できる飲み物が良いと言われていますよね。そのため麦茶などが良いとされています。
確かに夏に麦茶は合理的なのですが、麦茶には鉄分は入っておりません。
そのため麦茶以外の方法で鉄分を補給することが重要になります。
女性の貧血が夏に多い
夏の貧血は暑さの中でスポーツをする子供達に多いのですが、子ども以外だと「女性」に多いのが特徴です。
それは女性の多くが日常的に「鉄欠乏性貧血」だからです。日本人女性の五人に一人はこの貧血状態だと言われています。
女性には生理・月経があります。そのためだいたい月に1回のペースで出血により鉄分が体外に出てしまいます。
そのため本来は男性よりも積極的に鉄分を補給する必要があるのですが、現代の食生活では意識しないと鉄分を摂ることが出来ません。
またダイエットなどを日常的に行っている女性は、鉄分に限らず栄養不足に陥っている可能性があります。
だから夏の貧血は女性の方が起こりやすいのです。
貧血と自律神経失調症の関係
貧血というのは血中のヘモグロビンという物質が少なくなった状態のことを指します。
ヘモグロビンは流に乗って酸素を身体に運ぶ役割をしています。
なのでヘモグロビンが少なくなると、身体全体が酸素不足になり体組織の維持が出来なくなっていきます。
そうすると体を正常に保とうとする自律神経にも異常が出てきます。
交感神経と副交感神経のバランスが乱れて、様々な症状が出るようになってしまいます。
貧血は自律神経失調症の一因となっているのです。
自律神経失調症の人ほど、貧血には気を付けた方が良いでしょう。
夏の貧血対策
ではここからは、夏の貧血対策をご紹介します。
①食事で鉄分を摂取する
最も重要なことは、食事で鉄分を補給することです。
赤身のお肉やお魚、レバーや貝類、小松菜、ほうれんそう、ひじき、のり etc 様々な食材から鉄分を補給することをお勧めします。
植物性の鉄分よりも動物性の鉄分の方が吸収率が良いので、野菜だけに頼らない方が良いと思います。
夏にお勧めの食材は「カツオ」です。夏はカツオが安いので、スーパーでカツオのお刺身を買ってきて、大葉やみょうがなどの薬味と一緒に食べれば貧血予防になります。
②タンパク質も積極的に摂取する
タンパク質は鉄分の吸収率を高めるので、積極的に摂るべき栄養素です。
日本人の多くはタンパク質不足で1950年代と同程度しか摂取出来ていない一方で、夏は暑さによる食欲不足で肉魚類をまったく食べない人もいます。
暑い夏だからこそ、たんぱく質を積極的に摂取しましょう。最低体重×1グラムが1日に必要となります。
③鉄剤を利用する
サプリである鉄剤で鉄分を補給するのも1つの選択肢です。
最も簡単に鉄分を補給できる方法ではあるのですが、一方で飲むと気持ち悪くなってしまう人もいます。
それは鉄剤を消化吸収出来ていないのでしょう。
そういう場合は、食材から少しずつ摂取していく方が体に合っていると考えられます。
まとめ
夏の貧血を鉄分で予防して、夏バテ(自律神経失調)対策と題して、「なぜ夏に貧血が多いのか」「夏の貧血はどう対処すれば良いのか?」「貧血と自律神経失調症の関係」を詳しくお話してきました。
夏はどうしても貧血になりやすいこと、特に女性は気を付けなければいけないことがおわかりいただけたと思います。
また貧血は自律神経失調症の一因でもあるので、不定愁訴で悩んでいる方は鉄分不足を解消することも一つの選択肢だと思います。
当院では体のゆがみを整えることから自律神経を安定させる施術を行っています。
鉄分を補給しても改善しない場合は、お気軽に当院のゆがみ直し施術をお試しください。
円形脱毛症
2022年08月3日
円形脱毛症は男女ともに起こりうるものです。
昔は男性に多かったのですが、最近では男性だけでなく女性にも増えてきています。
女性では特に50代の方が円形脱毛症になりやすいです。当院に来る円形脱毛症持ちの女性は、かなりの確率で50代です。
ではなぜ、女性の場合円形脱毛症が50代に多いのでしょうか?
それには明確な原因があり、その原因がわかれば適切な対策をすることも可能です。
そこで今回は、「円形脱毛症が50代女性に多く起こる原因」について詳しく解説を行っていきます。
もしあなたが女性で、かつ円形脱毛症でお悩みならこの記事が参考になると思います。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症は最近の研究で「自己免疫疾患」が起きていることが原因と言われています。
つまり免疫機能が正しく機能しておらず、毛根組織に免疫機能を発揮してしまい、毛根を排除してしまっているのです。
なぜ自己免疫疾患が起こっているかは現代医療では原因不明ですが、当院では「自律神経バランスが乱れている」ことが問題だと考えています。
詳しくは「円形脱毛症」をご覧ください。
50代女性に円形脱毛症が多い理由
50代女性に円形脱毛症が多い理由、それは「女性ホルモンの減少」にあります。
50代の女性は更年期に入ります。更年期ではホルモンバランスが大きく変化します。
女性の場合は「女性ホルモンの減少」です。
ホルモンバランスというのは自律神経と密接に関係しています。
ホルモンバランスが乱れると自律神経も乱れますし、逆に自律神経が乱れるとホルモンバランスに悪影響を与えます。
50代の女性は更年期に入り、女性ホルモンが減少してしまう。そのせいでホルモンバランスが乱れ、自律神経バランスも乱れてしまう。
そのせいで自己免疫疾患となり、円形脱毛症として症状が現れてくるのです。
産後にも多い円形脱毛症
産後のママさんにも円形脱毛症が多いのですが、これは50代女性と原因はほぼ同じ、つまりホルモンバランスによる自律神経の乱れです。
妊娠・出産のために緩やかに増加していった女性ホルモンは、出産後は急激に低下します。
また1日の授乳回数が多いと、女性ホルモンが低い状態のままになってしまいます。
そのせいで自律神経バランスが乱れて、自己免疫疾患→円形脱毛症とつながっていくのです。
50代女性円形脱毛症への対策
50代女性の円形脱毛症に対して、医療機関で受けられる処置・対策は以下のようなものがあります。
■ステロイド注射
ステロイドには免疫機能を抑える働きがあるので、患部にステロイドを注射するという処置があります。
効果を感じられることが多いものの、継続しないと意味がない(止めると再発のケース多い)ため、悩みの根本改善につながりにくい傾向があります。
軽い症状の場合は有効でしょう。
■ステロイド服用
外用薬としてステロイドを患部に塗る方法もあります。
軽い症状、発症から時間が経っていない場合は良いでしょう。
■ホルモン補充療法
減少したホルモンを補充することで、自律神経バランスを安定させて、円形脱毛症の原因を改善に導く方法です。
効果は高いものの副作用が強く、継続できずに止めざるをえない場合もあるので要注意です。
■漢方
お医者さんによっては漢方を処方される場合もあります。
ストレスによるものなのか、不定愁訴によるものなのかなどで出される漢方が違います。
処方がピタリと合うと大きく効果を感じられたりしますが、処方が合わないと効果を感じにくいでしょう。
まとめ
円形脱毛症が50代女性に多く起こる原因とその対策・処置法について詳しく解説をしてきました。
円形脱毛症の場合医療機関に行く女性が多いと思いますが、途中で断念してしまう人も多いです。
というのも処置による副作用が強すぎて続けられなかったり、効果を感じられないことが結構多いからです。
そういう場合は、自律神経専門院である当院の「ゆがみ直し」を受けてみることをお勧めします。
自律神経は体のゆがみも原因の1つです。ゆがみをしっかり整えることで更年期でも自律神経バランスが安定して、原因が改善に導かれる人は多いです。
「改善しない」と諦めず、最後の砦としてでも良いのでお気軽にご相談ください。