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症状悪化の可能性!自律神経失調症になったら食べてはいけないもの

自律神経失調症
2022年06月25日

自律神経失調症になると、なかなか症状が改善に向かわないので「いかに症状悪化を食い止めるか」が重要になります。

自律神経失調症は食事、つまり栄養と密接な関係があるため、自律神経失調症を悪化させないために食べない方が良い食事というものがあります。

逆に自律神経失調症になった時に摂った方が良い食事(栄養)もあります。

そこで今回は、自律神経失調症と食事に関して次のようなことを解説していこうと思います。

  • 自律神経失調症に良くない食事とは
  • 自律神経失調症に良い食事とは
  • それでも症状が改善に向かわない場合

ぜひこの先を最後までお読みいただき、あなたの悩み解消の一助としていただければと思います。

自律神経失調症で控えた方が良い食べ物

自律神経失調症の症状を悪化させないために、食べる量を抑えたり食べることを控えたりした方が良い食事・栄養素があります。

【①糖分】
糖分を多く摂りすぎると、食後に眠くなります。これは血糖値の急激な上昇と下降に原因です。

急激な血糖値の乱高下は自律神経をとても乱します。

また糖分を多く取り続けると、低血糖になります。低血糖状態も自律神経をひどく乱すので要注意です。

【糖分の多い食事】
・砂糖などの甘いお菓子
・精製白米
・小麦粉(うどん・パンなど)

糖分を控えすぎても低血糖になるので、糖を完全に絶つのではなく、量を減らすことから初めてみましょう。

炭水化物換算で1日120グラムくらいから始めてみましょう。

【②トランス脂肪酸】】
トランス脂肪酸を多く含む食事は自律神経を乱します。

トランス脂肪酸は、世界で禁止されている国もあるほど体に悪影響です。

トランス脂肪酸を摂取すると、身体の細胞膜が破壊されます。そのせいで神経伝達機能やホルモン分泌機能に障害が起き、自律神経失調症につながっていきます。

またトランス脂肪酸は脳にダメージを与えるので、脳とつながっている自律神経の働きが悪くなっていきます。

【トランス脂肪酸の多い食事】
・マーガリン・ショートニング
・スナック菓子
・洋菓子
・インスタントのラーメン
・揚げ物など

食事、栄養及び慢性疾患予防に関するWHO/FAO合同専門家会合は、トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%に相当する量よりも少なくするよう勧告しています。それぐらい危険だからです。

日本人のエネルギー換算で約2グラムです。

参考:農林水産省 すぐにわかるトランス脂肪酸

しかし自律神経失調症の方なら、2グラムよりも少なくする方が良いでしょう。

自律神経失調症で摂った良い食べ物

逆に自律神経失調症になった時に摂った方が良い食事・栄養をご紹介します。

【タンパク質】
自律神経失調症になりやすい人は、炭水化物が多く、たんぱく質が少ない食生活をしています。

タンパク質は体重×1グラムを1日に摂らないと必須アミノ酸が不足して、脳内神経伝達物質が作られなくなります。

意識してたんぱく質を摂るようしましょう。

【鉄分】
自律神経失調症の女性の血液分析をすると、鉄分がまったく足りていないケースが非常に多いです。

特にフェリチンという貯蔵鉄の不足が深刻です。

現代の食生活では鉄分は大変少なくなっているので、鉄分も意識して摂りましょう。

・レバー類
・ひじき
・マグロやカツオ
・貝類
・ほうれん草や小松菜

【ビタミンD】
ビタミンDは幸福ホルモンであるセロトニンを調整してくれます。

セロトニン不足によって自律神経失調症のうつ症状につながります。

現代では日本のみならず世界中でビタミンDが不足しているというデータが出ています。(アメリカ国立衛生研究所の研究)

そのため海外ではビタミンDのサプリがとても重宝されています。

ビタミンDは紫外線を浴びることで体内に合成されるのですが、現代人は日光を浴びる時間が少ないために、ビタミンDが足りません。

サプリでも良いのでビタミンDを積極的に摂取しましょう。

【ビタミンC】
ビタミンCは副腎や脳で多量に使われるのに、体内で合成されるわけではありません。

ビタミンCが不足するとストレスに副腎や脳が耐えきれず「副腎疲労」「脳疲労」につながり、自律神経失調症になってしまいます。

食事でのビタミンC摂取も重要ですが、まずはサプリで積極摂取をしてみましょう。

ビタミンCが必要な量には個人差があり、1日2,000mlで足りる人がいれば、10,000ml以上必要な人もいます。

【マグネシウム】
マグネシウムはセロトニンを「生成」してくれるミネラルです。マグネシウム不足も自律神経失調症の現認の1つです。

・アーモンド
・バナナ
・硬水(コントレックス)
・のり・わかめなどの海藻

【乳酸菌】
胃腸の環境が悪いとメンタルに悪影響が起きることがわかっています。

乳酸菌が不足すると腸によるセロトニン生成が抑制されて自律神経が乱れてしまうのです。

便秘や下痢の人に自律神経失調症が多いのは、胃腸の乳酸菌の問題があるのです。

・納豆
・味噌
・キムチ
・ぬか漬け

食事で自律神経失調症が改善しないなら

自律神経失調症が軽い場合は食事改善を続けることで原因の改善につながるのですが、それなりの症状の場合は、食事だけだと良くて「悪化を抑える」ぐらいになります。

それでも食事は改善することで損することはありません。

もし食事で自律神経失調症が改善しないのであれば、身体のゆがみを整えることをお勧めします。

深刻な栄養不足で身体が適切な状態を保てなくて、身体がゆがんでしまっていることが考えられるからです。

身体のゆがみも自律神経を乱す大きな原因ですから、まずは当院で身体のゆがみを整えます。

同時に食事改善も行うことで、原因の改善につながっていきます。

自律神経失調症は1人で悩まず、お気軽に自律神経専門院のしんそう芦屋浜にご相談ください。

今高校生に増えている過敏性腸症候群、どうすれば改善するのか

過敏性腸症候群
2022年06月22日

過敏性腸症候群(IBS)をご存じでしょうか?原因不明の胃腸の問題なのですが、実は今、高校生で過敏性腸症候群になってしまう人が増えています。

胃痛で学校に行けなくなったり、激しい便意で電車に乗れなかったりして生活に支障が出てしまう子供たちが多く、しかもそれが改善せずに苦しんでいるのです。

実際に当院にもそのような高校生に関する相談を、親御さんからいただきます。

なぜ今高校生に過敏性腸症候群が増えているのでしょうか?どうすれば改善するのでしょうか?

今回はそんな高校生の過敏性腸症候群について詳しく解説を行います。

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群は一言でいうと「原因不明の胃腸の問題」なのですが、具体的には次のような症状が起きます。

  • 激しい腹痛が急に起きてしまう
  • 1日に何度も下痢になる
  • ひどい便秘が続いてお腹が張り続ける
  • 便秘と下痢を繰り返してしまう

よくある過敏性腸症候群のイメージとして「腹痛」「下痢」がありますが、それだけでなく「便秘」も起きますし、便秘と下痢を交互に繰り返すこともあります。

なぜ高校生に過敏性腸症候群が増えているのか?

過敏性腸症候群の原因としては「ストレス」や「腸内細菌叢の問題」が考えられます。

特に過度なストレスは過敏性腸症候群に直結します。

現代の高校生は昔よりも大きなストレスにさらされているから、過敏性腸症候群が増えていると考えられます。

例えば、将来に対する不安。自分将来がどうなるかが不安だったり、またコロナによって未来の選択肢が少なくなったりしています。

またSNSの普及によって「過度なコミュニケ―ションのストレス」という問題も起きています。

すぐにSNSに反応しなければ友達の話についていけなくなったり、悪意がSNSによって見えてしまうことは、大きなストレスでしょう。

スマホも大きな原因

また意外に思われるかもしれませんが、スマホも過敏性腸症候群につながっているというのが当院の考えです。

というのもスマホの使い過ぎで、姿勢が悪い高校生が増えているからです。

特に頸椎のゆがみがひどい高校生が多く、それが自律神経を乱す原因となり、過敏性腸症候群につながっているのです。

高校生の過敏性腸症候群に対して当院が行うこと

高校生にスマホを禁止させるのは酷なことですし、コミュニケーションを減らすことも現実的には難しいと思います。

そのため当院では、「体のゆがみ」を整えることで過敏性腸症候群で悩む高校生をサポートしています。

身体のゆがみは自律神経を乱しますから、歪みを整えることで過敏性腸症候群の原因改善に導いていきます。

身体のゆがみが整い自律神経が安定すると、ストレス耐性も強くなっていくので、過敏性腸症候群の予防にもつながっていきます。

過敏性腸症候群で悩む高校生がいらっしゃるなら

「高校生の過敏性腸症候群」についてお話してきました。

しんそう芦屋浜にも、過敏性腸症候群で悩む高校生を連れた親御さんが多くいらっしゃいます。

その多くが医療機関の治療でも上手く改善しなかったケースが多いです。

なのでもしあなたもあなたのお子さんも改善しない過敏性腸症候群で悩んでいるのであれば、一度当院にご相談ください。

当院があなたたたちの手助けになれるかもしれません。

芦屋市の自律神経失調症専門院 しんそう芦屋浜

むずむず脚症候群は何科対応?今増えているRLS症候群にご注意を

むずむず脚症候群
2022年06月18日

むずむず脚症候群(レストレスレッグ症候群)という症状をご存じでしょうか?

耳慣れない症状名だと思いますが、実はこれで悩む人が増えており、最近ニュースにもなりました。

当院にもこの症状で悩む方から相談される人が増えてきているのですが、上記記事によると「わが国での患者数は200万~500万人と推計されている」そうなので、珍しい症状というわけではなくなってきているようです。

もしあなたも夕方ごろから足がむずむずしてきて、夜にはひどくなって眠れないなんてことがあるなら、むずむず脚症候群を疑うべきでしょう。

むずむず脚症候群は何科?療法は?

しかし自分がむずむず脚症候群かもしれないと思っても、何科に行くべきかがわからないので結局医療機関に行っていない人が多いのではないでしょうか?

むずむず脚は、次のような科が扱っています。

  • 内科(心療内科)
  • 精神科
  • 神経内科
  • 睡眠の専門医 etc

むずむず脚症候群では、だいたいが「薬物療法」「心理療法」が導入されます。

薬で症状が悪化することも

当院には「薬を使っていたけど症状がドンドン悪化している」というご相談があります。

実際にこのようなご相談はドクターも聞くことが多いようで、上記記事では次のように書かれています。

これら(薬のこと)を長期使用すると、症状がかえって悪化することがあるので注意が必要。

<省略>

また、抗うつ薬、抗ヒスタミン薬などがむずむず脚症候群の症状を悪化させるとの報告があり、これらを休薬してみるのもひとつの手かもしれない。

薬を飲まないと不安になってしまうこともあるかもしれませんが、いったん停止してみることも重要な選択肢になるということでしょう。

むずむず脚症候群と自律神経の関係

薬という選択を選べない場合、できることがなくなってしまうと思われるかもしれません。

しかし当院では「むずむず脚症候群なら自律神経を整えてみては?」と提案します。

というのも自律神経の乱れとむずむず脚症候群は密接に関係しているからです。

日本神経治療学会がまとめた「標準的神経治療:Restless legs症候群」では、次のような記されています。

交感神経出力が増大した結果,末梢神経のアドレナリン活動が亢進し,副腎からアドレナリンが放出される.交感神経刺激により筋紡錘活動が亢進することが示唆され,間接的に筋肉内の痛み・異常感覚を引き起こす.これがまさにRLS症状の一つである。

要は自律神経が乱れて、交感神経が優位になっていることがむずむず脚症候群を引き起こしていると書かれているのです。

むずむず脚症候群にはゆがみ直し整体がお勧め

しんそう芦屋浜は自律神経の専門院です。ですから自律神経バランスの乱れに由来するむずむず脚症候群も得意としています。

むずむず脚症候群でお悩みなら、まずは体の歪みを直すことをお勧めします。

身体の歪みが自律神経を乱し、それがむずむず脚症候群につなががっている人が多いからです。

「カウンセリング」「検査」「ゆがみ直し」「生活指導」この4つのプロセスで、あなたの乱れた自律神経を根本的に整えて、症状が起こらない体を取り戻していきます。

むずむず脚症候群の原因を根本改善に導きますので、1人で悩まずお気軽にご相談ください!

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