起立性調節障害
2022年07月11日
ここ数年、起立性調節障害で悩むお子さんが増えています。
しかし起立性調節障害に関する知識や理解がまだまだ広がっていないため、当事者であるお子さんや親御さんでも、起立性調節障害に関する「誤解」をお持ちの方も多いです。
その中でも、「元気に遊びにいけるか、身体に問題はないはずだ」という考えをお持ちの親御さんが一定数いますし、周囲の大人もそのように考えがちです。
しかしその誤解がお子さんの症状を悪化させてしまう可能性が高いです。
今回はそんな起立性調節障害の「遊びにいけるか問題ない」という考えの危険性と、どんな対応が良いのかについて詳しくお話してきます。
「遊びには行ける」の理由
起立性調節障害であると心身に不調が出るために、学校はおろか遊びにすらいけないという風に思われるかもしれません
そのため「この子は遊びには行けているから、甘えなければ学校に行けるはず」と考えてしまう親御さんがいます。
しかし実際には「遊びには行ける(学校には行けない)」というのは起立性調節障害の状態の典型例です。
「遊びには行ける」状態は、お子さんの中では次のような理由が存在します。
●ストレスから解放される
起立性調節障害のは、「子どもの自律神経失調症」です。
自律神経失調症ですから、原因の1つとしてストレスが影響していることは充分に考えられます。
ストレス元から離れることは、起立性調節障害に代表される自律神経症状の緩和に最も有効です。
遊びに行くことでストレス元から離れられるのであれば、身体も元気なままでいられるのは自然なことです。
遊びから帰ってきて現実に戻った時に「学校に行かないといけない」というストレスやプレッシャーを感じるのであれば、起立性調節障害としての症状が表れてくるでしょう。
このような理由から、「遊びには行ける」というのはサボりではなく、ごく自然なことなのです。
周囲の取るべき対応
お子さんによっては遊びにさえ行けない状態になることもあるので、遊びにいくことを責めたりすると逆効果になりかねません。
なので「遊びには行けるが学校には行けない」という状態でも、叱らず受け入れる、見守ることが重要です。
またそのような状態であり、お子さんのツラさを理解して味方でいることを伝えるのも有効です。
1人ではなく理解者がいるだけで、人のストレスは緩和していくものです。
まさに「寄り添う」ということが何よりの対応だと知っておいてください。
まとめ
「起立性調節障害なのに遊びには行ける問題」についてお話してきました。
「遊びには行ける」というのは起立性調節障害で悩むお子さんにとってはおくあるケースです。それはただストレスから離れることが出来たからの結果です。
まずは親御さんがお子さんに寄り添うことから始めてみてください。
もしお子さんがその状態から進んで、症状や状態を改善したいと口にするようになったら、「身体のゆがみ直し」を受けてみませんか?
起立性調節障害のような自律神経の問題は、ストレスはもちろん「ゆがみ」によっても引き起こされます。
ストレス元がなくならなくても、身体のゆがみを解消することで、状態が改善に向かっていることは本当に多くあります。
しんそう芦屋浜は芦屋市の自律神経専門院です。お気軽にご相談いただければと思います。
芦屋市の自律神経失調症専門院 しんそう芦屋浜
機能性ディスペプシア , 過敏性腸症候群
2022年07月6日
季節の変わる時期に胃腸の問題が起こるようになったり、元々ある胃腸の問題が悪化してしまう人が多いです。
例えば原因不明の胃痛で悩まされるようになったり(機能性ディスペプシア)、下痢や便秘で苦しむ(過敏性腸症候群)ことが増えます。
だから通勤や通学で電車に乗るのが不安になるのも、季節の変わり目が多いと言われています。
なぜ季節の変わり目に胃腸の問題が起きるのでしょうか?そこには明確な原因があります。
今回は「季節の変わり目に胃腸に問題が起きる理由」と「その対策」について詳しく解説を行います。
原因不明の胃腸の問題で悩んでいる人は、ぜひこの先をお読みください。
季節の変わり目に胃腸に問題が起きる理由
季節の変わり目というのは、人間の体の2つの問題をもたらします。
季節の変わり目は気温の差が激しくなる時期です。
朝晩で気温が10度以上変わったり、寒かった翌日に急激に暑くなったりします。
また季節の変わり目は低気圧と高気圧が交互に通過するため、胃腸に限らず体の不調を感じる人も多いのではないでしょうか?
それに加えて、冬から春(3月4月)/夏から秋(9月10月)は、転勤や部署移動・引っ越しなどで、生活環境や人間関係が大きく変わる時期です。
環境の変化は精神的ストレスの元です。自分では大丈夫と思っていても、心の潜在的には実は負担に感じていることは往々にしてあるでしょう。
以上のような気温気圧の変化、環境/人間関係の変化は、自律神経バランス大きく乱します。
自律神経は胃腸をコントロールしていますから、自律神経の不調が胃腸の不調につながってしまうというわけです。
季節の変わり目の胃腸対策
では季節の変わり目に胃腸の問題が起きやすい人は、どんな対策を行えば良いでしょうか?
具体的な方法をご紹介します。
①服装に気を付ける
温度差が5度以上あるだけで、身体の自律神経は限界を越えて乱れてしまうと言われています。
そのため季節の変わり目は、日々の服装に気を付けてましょう。
なるべく1日の間で暑さ・寒さを感じることが少なくなるよう、脱ぎやすい服装だったり、1枚羽織れるように準備をしておきましょう。
地味ですがこれに気を付けるだけで、症状悪化の頻度が減っていくでしょう。
②意識してストレス解消をする
環境の変化・人間関係は、自分で変えようと思って良い方向に変えるのは難しい部分です。
そのため意識してストレス解消をして、自律神経への負荷を減らすことも重要です。
休みの日にしっかり休んだり、趣味に注力するのはとてもお勧めです。
③血流を良くする
全身の血流、特に脳への血流を良くすると、自律神経は適切に働きやすくなります。
なので季節の変わり目には、適度な有酸素運動や入浴を心がけて、全身の血流を良くしておきましょう。
④栄養バランスに気を付ける
もし食事が偏っているのであれば、栄養バランスを意識した食事を心がけましょう。
特定の栄養素が不足すると、自律神経の働きを鈍らせます。
自律神経と栄養の関係性は下記記事を参考にしてください。
まとめ
「季節の変わり目に胃腸に問題が起きる理由」と「その対策・予防法」について解説を致しました。
季節の変わり目は自律神経バランスが乱れて、過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアなどの症状が表れてしまうということです。
今回解説した内容で、あなたの症状がおさまれば良いでしょう。
しかし重い症状や慢性的な症状は、これらだけでは改善に向かわないケースも多いです。
そういう場合は、自律神経専門院しんそう芦屋浜の「ゆがみ直し」を受けてみることをお勧めします。
身体のゆがみは自律神経バランスを乱します。
まずは歪みを整えることで自律神経は安定していきます。
季節の変わり目の胃腸の問題は1人で悩まず、お気軽にご相談ください。
芦屋市の自律神経失調症専門院 しんそう芦屋浜
自律神経失調症
2022年07月1日
急激な気温の上昇で、心身に不調を感じていませんか?
30℃越えの日々が続いているので、身体のだるさだったり物事に集中できなくなったりで悩んでいる人が急増しています。
というのも急激な温度の変化や高すぎる気温が続くと、自律神経バランスが乱れてしまうからです。
心療内科には気温と湿度が高くなると「息苦しさ、めまい、過呼吸、動悸」などの体の不調で来院する人が増えるそうです。
これは暑さ湿度のせいで自律神経が乱れてしまったからでしょう。
そこで今回は「なぜ暑さで自律神経が乱れるのか?」「この酷暑で自律神経の不調が出てしまったり、自律神経を安定させるためにするべきこと」について詳しく解説していきます。
9月まで続くであろう酷暑に負けないために、ぜひこの先もお読みください。
夏に自律神経バランスが乱れる理由
夏に自律神経が乱れる理由は「暑さや湿度によって自律神経が酷使されている」からです。
自律神経は私たち人間が意識せずとも常に働いています。
昼間は交感神経が優位になり、血圧や脈拍を上げ筋肉を緊張させることで、体を活動状態にします。
逆に夕方以降は副交感神経が優位になり、身体をリラックスさせたり、胃腸の働きを高めて消化力を上げたり、睡眠に誘ったりします。
自律神経は気温や湿度の変化にも対応するためにがんばっています。
自律神経は体温を一定に保つ働きをするので、高気温の時は血管を大きく拡張させ発汗することで気温を保つようにします。
しかし気温の高さ・湿度の高さに自律神経が追いつかなくて、オーバーヒートのような状態になってしまうのです。
なので夏には自律神経バランスが乱れて様々な不調が起きてしまうのです。
夏バテも自律神経の乱れが原因です。
酷暑で自律神経を安定させる方法
ここ数年の酷暑は本当にひどいですから、自律神経が乱れて不調が起きてもしょうがないと思います。
しかし2か月3か月も不調が続くのは、生活の大きな支障といわざるをえません。
酷暑で自律神経を安定させる方法にはいくつかあるので紹介します。
お風呂につかる
暑い夏こそお風呂に使って汗をかきましょう。
まず湯船につかることで全身の血行が良くなります。血流の良さは自律神経が安定するための大前提です。
またお風呂による発汗には「体温調整機能を上手く機能させる」働きがあります。
気温の暑さによる発汗で過剰に働いた自律神経を整えてくれるでしょう。
あまり暑すぎるお湯は逆効果なので、ぬるめのお湯(37〜39℃)で20分から30分ほど浸かることをお勧めします。
軽めの有酸素運動をする
軽めの有酸素運動は自律神経を整えてくれます。
有酸素運動はまず全身の血流を促進してくれます。
また運動による発汗は、入浴と同じで体温調整機能を整えてもくれます。
また有酸素運動をすると、しっかり呼吸が出来るようになります。呼吸は自律神経を安定させる大きな要因の1つです。
お勧めの有酸素運動は「ウォーキング」です。
ウォーキングを30分程度すると身体がスッキリして軽くなることを実感できるでしょう。
ジョギングの場合は軽めの強度で2・30分ほどが良いと思います。
意識して栄養を補給する
夏の自律神経の乱れは「栄養素不足」も影響します。
発汗によって慢性的なミネラル不足になっています。
また食欲不振でさっぱりしたソバやそうめんが主になり、たんぱく質やビタミンも不足してしまっています。
タンパク質・ミネラル・ビタミンは自律神経を安定させるための重要な栄養素ですから、意識してこの3つを積極的に食事で摂るようにしましょう。
まとめ
夏に自律神経失調症がつらくなってしまう時の対処法と題して、「なぜ暑さで自律神経が乱れるのか?」「この酷暑で自律神経の不調が出てしまったり、自律神経を安定させるためにするべきこと」について詳しく解説しました。
昨今の夏は何もしていなくても自律神経が乱れてしまうのほどの気候です。
この記事を参考にして、積極的に自律神経を整える対策を実施していただければと思います。
とはいえ対策を頑張っても自律神経による不調は起きる時は起きます。
そんな時は、芦屋市の自律神経専門院しんそう芦屋浜の「ゆがみ直し」施術をお試しください。
身体にゆがみがあると自律神経は乱れて弱まってしまいます。
当院のゆがみ直しで身体のゆがみを整えつつ、今回紹介した対策を行えば、暑い夏もかなり快適に過ごせるようになると思います。