ここ数年、起立性調節障害で悩むお子さんが増えています。
しかし起立性調節障害に関する知識や理解がまだまだ広がっていないため、当事者であるお子さんや親御さんでも、起立性調節障害に関する「誤解」をお持ちの方も多いです。
その中でも、「元気に遊びにいけるか、身体に問題はないはずだ」という考えをお持ちの親御さんが一定数いますし、周囲の大人もそのように考えがちです。
しかしその誤解がお子さんの症状を悪化させてしまう可能性が高いです。
今回はそんな起立性調節障害の「遊びにいけるか問題ない」という考えの危険性と、どんな対応が良いのかについて詳しくお話してきます。
「遊びには行ける」の理由
起立性調節障害であると心身に不調が出るために、学校はおろか遊びにすらいけないという風に思われるかもしれません
そのため「この子は遊びには行けているから、甘えなければ学校に行けるはず」と考えてしまう親御さんがいます。
しかし実際には「遊びには行ける(学校には行けない)」というのは起立性調節障害の状態の典型例です。
「遊びには行ける」状態は、お子さんの中では次のような理由が存在します。
●ストレスから解放される
起立性調節障害のは、「子どもの自律神経失調症」です。
自律神経失調症ですから、原因の1つとしてストレスが影響していることは充分に考えられます。
ストレス元から離れることは、起立性調節障害に代表される自律神経症状の緩和に最も有効です。
遊びに行くことでストレス元から離れられるのであれば、身体も元気なままでいられるのは自然なことです。
遊びから帰ってきて現実に戻った時に「学校に行かないといけない」というストレスやプレッシャーを感じるのであれば、起立性調節障害としての症状が表れてくるでしょう。
このような理由から、「遊びには行ける」というのはサボりではなく、ごく自然なことなのです。
周囲の取るべき対応
お子さんによっては遊びにさえ行けない状態になることもあるので、遊びにいくことを責めたりすると逆効果になりかねません。
なので「遊びには行けるが学校には行けない」という状態でも、叱らず受け入れる、見守ることが重要です。
またそのような状態であり、お子さんのツラさを理解して味方でいることを伝えるのも有効です。
1人ではなく理解者がいるだけで、人のストレスは緩和していくものです。
まさに「寄り添う」ということが何よりの対応だと知っておいてください。
まとめ
「起立性調節障害なのに遊びには行ける問題」についてお話してきました。
「遊びには行ける」というのは起立性調節障害で悩むお子さんにとってはおくあるケースです。それはただストレスから離れることが出来たからの結果です。
まずは親御さんがお子さんに寄り添うことから始めてみてください。
もしお子さんがその状態から進んで、症状や状態を改善したいと口にするようになったら、「身体のゆがみ直し」を受けてみませんか?
起立性調節障害のような自律神経の問題は、ストレスはもちろん「ゆがみ」によっても引き起こされます。
ストレス元がなくならなくても、身体のゆがみを解消することで、状態が改善に向かっていることは本当に多くあります。
しんそう芦屋浜は芦屋市の自律神経専門院です。お気軽にご相談いただければと思います。
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