女性に自律神経失調症が多いのは本当?女性と自律神経の関係

自律神経失調症は男性よりも女性に起きやすいと言われることがあります。

確かに当院に来る方の割合も女性の方が多いのは事実です。

ただし医学的に女性の方が起きやすいという研究があるわけではありません。

とはいえ実際に当院には女性の自律神経失調症の方が多いので、今回は当院の施術・臨床経験を元にして「女性に自律神経失調症が多い」を考察してみようと思います。

ホルモンバランスの変化が激しい


女性の場合毎月の生理や妊娠・出産・閉経など、男性と比べて人生においてホルモンバランスが乱れることが多いのが特徴です。

ホルモンバランスは自律神経と密接に関係していて、ホルモンバランスが安定していると自律神経も安定する・ホルモンバランスが乱れると自律神経も乱れてしまうことがわかっています。

ホルモンバランスが乱れやすいということが、女性が自律神経失調症を起こしやすい要因の1つだと考えられます。

生活のオン・オフの切り替えが難しい

出産後のお子さんの世話は、現代日本では女性が専門的に多く行わなければいけない状態が続いています。

子育ては外部の仕事とは違ってオンとオフの境目がなく、朝も夜も関係なく子育てを意識せざるをえなく、休まる暇がありません。

そうした生活の生活のオン・オフの切り替えが難しいために、女性はストレスを発散することが出来ていません。

ストレスは自律神経の天敵です。女性の方が生活のオン・オフの切り替えが難しいことで、自律神経失調症になってしまいやすいのでしょう。

更年期がある


女性はある程度年齢を重ねると更年期に入ります。

更年期は女性ホルモンの分泌が大きく減少します。つまりホルモンバランスが崩れてしまうのです。

更年期では更年期障害になることがあり、様々な症状が起こります。これも実は自律神経失調症の一つなのです。

更年期ということが女性の自律神経失調症が多い要因の一つでしょう。

※最近は男性にも更年期があり、更年期障害が起こることもあります。ただ女性の方がその割合は多いと言えるでしょう。

栄養不足


男性に比べて女性の方が栄養不足であるケースが多いことがわかってきています。

大塚製薬では「20代女性の低栄養の問題」としてその研究を発表していたりしますし、厚生労働省も働く女性の「新型栄養失調」という問題を警告しています。

例えば人間は体重×1グラムのタンパク質を摂取することが健康を維持するために重要ですが、働く女性の多くはランチでほとんどタンパク質をとれていません。

スープ・サラダ・ヨーグルトをコンビニで買ってランチにしたことありませんか?あれは完全に栄養不足の一因です。

自律神経の乱れは栄養不足からも起きます。栄養が不足している女性に自律神経失調症が起きやすいのも当然と言えるかもしれません。

要因が複数ある


女性に自律神経失調症が多い理由・要因を4つ考えてみましたが、この要因が単独ではなく複数絡み合っていることが多いです。

例えば出産後の女性の場合は「ホルモンバランスの乱れ」「オンオフの切替ができない」「栄養不足」の3つが絡み合っています。

働く女性の場合は、「ホルモンバランスの乱れ」「栄養不足」が絡んでくるでしょう。

そのためにちょっとやそっとの対策では自律神経失調症は改善しません。

自力で対策をしても改善は難しいでしょう。

そのために自律神経失調症で悩む女性こそ、専門家に相談することが改善の最短の道だと思います。

病院に行くのもその1つの道ですし、当院のような専門院に相談してみると良いでしょう。

女性の場合は様々な要因から自律神経失調症が起きやすいので、日々の生活で予防に気を付けて、起こってしまった時は頼れる人を探しておきましょう。

芦屋市の自律神経失調症専門院 しんそう芦屋浜

 

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