2022年は8月9日時点で猛暑日が14日目となり、過去最多を更新したそうです。
以前ブログで「夏に自律神経失調症がつらくなってしまう時の対処法」という記事を書きました。夏は自律神経失調症になりやすい時期だからです。
また夏は貧血になりやすい時期です。実は貧血も自律神経失調症の要因の一つです。
そこで今回は、「なぜ夏に貧血が多いのか」「夏の貧血はどう対処すれば良いのか?」「貧血と自律神経失調症の関係」などについて詳しくお話します。
暑い夏に貧血になりやすくて困っている方は、ぜひこの先を最後までお読みください。
夏に貧血になりやすい理由
夏に貧血になりやすいのは、「鉄分が不足する」からです。
暑い夏は汗をかきます。日中に最寄り駅まで歩くだけで、滝汗が流れていきます。
その汗には鉄分が含まれるため、汗を大量にかくと鉄分不足となり、貧血になってしまうのです。
夏は汗をかくからミネラル分を補給できる飲み物が良いと言われていますよね。そのため麦茶などが良いとされています。
確かに夏に麦茶は合理的なのですが、麦茶には鉄分は入っておりません。
そのため麦茶以外の方法で鉄分を補給することが重要になります。
女性の貧血が夏に多い
夏の貧血は暑さの中でスポーツをする子供達に多いのですが、子ども以外だと「女性」に多いのが特徴です。
それは女性の多くが日常的に「鉄欠乏性貧血」だからです。日本人女性の五人に一人はこの貧血状態だと言われています。
女性には生理・月経があります。そのためだいたい月に1回のペースで出血により鉄分が体外に出てしまいます。
そのため本来は男性よりも積極的に鉄分を補給する必要があるのですが、現代の食生活では意識しないと鉄分を摂ることが出来ません。
またダイエットなどを日常的に行っている女性は、鉄分に限らず栄養不足に陥っている可能性があります。
だから夏の貧血は女性の方が起こりやすいのです。
貧血と自律神経失調症の関係
貧血というのは血中のヘモグロビンという物質が少なくなった状態のことを指します。
ヘモグロビンは流に乗って酸素を身体に運ぶ役割をしています。
なのでヘモグロビンが少なくなると、身体全体が酸素不足になり体組織の維持が出来なくなっていきます。
そうすると体を正常に保とうとする自律神経にも異常が出てきます。
交感神経と副交感神経のバランスが乱れて、様々な症状が出るようになってしまいます。
貧血は自律神経失調症の一因となっているのです。
自律神経失調症の人ほど、貧血には気を付けた方が良いでしょう。
夏の貧血対策
ではここからは、夏の貧血対策をご紹介します。
最も重要なことは、食事で鉄分を補給することです。
赤身のお肉やお魚、レバーや貝類、小松菜、ほうれんそう、ひじき、のり etc 様々な食材から鉄分を補給することをお勧めします。
植物性の鉄分よりも動物性の鉄分の方が吸収率が良いので、野菜だけに頼らない方が良いと思います。
夏にお勧めの食材は「カツオ」です。夏はカツオが安いので、スーパーでカツオのお刺身を買ってきて、大葉やみょうがなどの薬味と一緒に食べれば貧血予防になります。
タンパク質は鉄分の吸収率を高めるので、積極的に摂るべき栄養素です。
日本人の多くはタンパク質不足で1950年代と同程度しか摂取出来ていない一方で、夏は暑さによる食欲不足で肉魚類をまったく食べない人もいます。
暑い夏だからこそ、たんぱく質を積極的に摂取しましょう。最低体重×1グラムが1日に必要となります。
サプリである鉄剤で鉄分を補給するのも1つの選択肢です。
最も簡単に鉄分を補給できる方法ではあるのですが、一方で飲むと気持ち悪くなってしまう人もいます。
それは鉄剤を消化吸収出来ていないのでしょう。
そういう場合は、食材から少しずつ摂取していく方が体に合っていると考えられます。
まとめ
夏の貧血を鉄分で予防して、夏バテ(自律神経失調)対策と題して、「なぜ夏に貧血が多いのか」「夏の貧血はどう対処すれば良いのか?」「貧血と自律神経失調症の関係」を詳しくお話してきました。
夏はどうしても貧血になりやすいこと、特に女性は気を付けなければいけないことがおわかりいただけたと思います。
また貧血は自律神経失調症の一因でもあるので、不定愁訴で悩んでいる方は鉄分不足を解消することも一つの選択肢だと思います。
当院では体のゆがみを整えることから自律神経を安定させる施術を行っています。
鉄分を補給しても改善しない場合は、お気軽に当院のゆがみ直し施術をお試しください。
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