症状悪化の可能性!自律神経失調症になったら食べてはいけないもの

自律神経失調症になると、なかなか症状が改善に向かわないので「いかに症状悪化を食い止めるか」が重要になります。

自律神経失調症は食事、つまり栄養と密接な関係があるため、自律神経失調症を悪化させないために食べない方が良い食事というものがあります。

逆に自律神経失調症になった時に摂った方が良い食事(栄養)もあります。

そこで今回は、自律神経失調症と食事に関して次のようなことを解説していこうと思います。

  • 自律神経失調症に良くない食事とは
  • 自律神経失調症に良い食事とは
  • それでも症状が改善に向かわない場合

ぜひこの先を最後までお読みいただき、あなたの悩み解消の一助としていただければと思います。

自律神経失調症で控えた方が良い食べ物

自律神経失調症の症状を悪化させないために、食べる量を抑えたり食べることを控えたりした方が良い食事・栄養素があります。

【①糖分】
糖分を多く摂りすぎると、食後に眠くなります。これは血糖値の急激な上昇と下降に原因です。

急激な血糖値の乱高下は自律神経をとても乱します。

また糖分を多く取り続けると、低血糖になります。低血糖状態も自律神経をひどく乱すので要注意です。

【糖分の多い食事】
・砂糖などの甘いお菓子
・精製白米
・小麦粉(うどん・パンなど)

糖分を控えすぎても低血糖になるので、糖を完全に絶つのではなく、量を減らすことから初めてみましょう。

炭水化物換算で1日120グラムくらいから始めてみましょう。

【②トランス脂肪酸】】
トランス脂肪酸を多く含む食事は自律神経を乱します。

トランス脂肪酸は、世界で禁止されている国もあるほど体に悪影響です。

トランス脂肪酸を摂取すると、身体の細胞膜が破壊されます。そのせいで神経伝達機能やホルモン分泌機能に障害が起き、自律神経失調症につながっていきます。

またトランス脂肪酸は脳にダメージを与えるので、脳とつながっている自律神経の働きが悪くなっていきます。

【トランス脂肪酸の多い食事】
・マーガリン・ショートニング
・スナック菓子
・洋菓子
・インスタントのラーメン
・揚げ物など

食事、栄養及び慢性疾患予防に関するWHO/FAO合同専門家会合は、トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%に相当する量よりも少なくするよう勧告しています。それぐらい危険だからです。

日本人のエネルギー換算で約2グラムです。

参考:農林水産省 すぐにわかるトランス脂肪酸

しかし自律神経失調症の方なら、2グラムよりも少なくする方が良いでしょう。

自律神経失調症で摂った良い食べ物

逆に自律神経失調症になった時に摂った方が良い食事・栄養をご紹介します。

【タンパク質】
自律神経失調症になりやすい人は、炭水化物が多く、たんぱく質が少ない食生活をしています。

タンパク質は体重×1グラムを1日に摂らないと必須アミノ酸が不足して、脳内神経伝達物質が作られなくなります。

意識してたんぱく質を摂るようしましょう。

【鉄分】
自律神経失調症の女性の血液分析をすると、鉄分がまったく足りていないケースが非常に多いです。

特にフェリチンという貯蔵鉄の不足が深刻です。

現代の食生活では鉄分は大変少なくなっているので、鉄分も意識して摂りましょう。

・レバー類
・ひじき
・マグロやカツオ
・貝類
・ほうれん草や小松菜

【ビタミンD】
ビタミンDは幸福ホルモンであるセロトニンを調整してくれます。

セロトニン不足によって自律神経失調症のうつ症状につながります。

現代では日本のみならず世界中でビタミンDが不足しているというデータが出ています。(アメリカ国立衛生研究所の研究)

そのため海外ではビタミンDのサプリがとても重宝されています。

ビタミンDは紫外線を浴びることで体内に合成されるのですが、現代人は日光を浴びる時間が少ないために、ビタミンDが足りません。

サプリでも良いのでビタミンDを積極的に摂取しましょう。

【ビタミンC】
ビタミンCは副腎や脳で多量に使われるのに、体内で合成されるわけではありません。

ビタミンCが不足するとストレスに副腎や脳が耐えきれず「副腎疲労」「脳疲労」につながり、自律神経失調症になってしまいます。

食事でのビタミンC摂取も重要ですが、まずはサプリで積極摂取をしてみましょう。

ビタミンCが必要な量には個人差があり、1日2,000mlで足りる人がいれば、10,000ml以上必要な人もいます。

【マグネシウム】
マグネシウムはセロトニンを「生成」してくれるミネラルです。マグネシウム不足も自律神経失調症の現認の1つです。

・アーモンド
・バナナ
・硬水(コントレックス)
・のり・わかめなどの海藻

【乳酸菌】
胃腸の環境が悪いとメンタルに悪影響が起きることがわかっています。

乳酸菌が不足すると腸によるセロトニン生成が抑制されて自律神経が乱れてしまうのです。

便秘や下痢の人に自律神経失調症が多いのは、胃腸の乳酸菌の問題があるのです。

・納豆
・味噌
・キムチ
・ぬか漬け

食事で自律神経失調症が改善しないなら

自律神経失調症が軽い場合は食事改善を続けることで原因の改善につながるのですが、それなりの症状の場合は、食事だけだと良くて「悪化を抑える」ぐらいになります。

それでも食事は改善することで損することはありません。

もし食事で自律神経失調症が改善しないのであれば、身体のゆがみを整えることをお勧めします。

深刻な栄養不足で身体が適切な状態を保てなくて、身体がゆがんでしまっていることが考えられるからです。

身体のゆがみも自律神経を乱す大きな原因ですから、まずは当院で身体のゆがみを整えます。

同時に食事改善も行うことで、原因の改善につながっていきます。

自律神経失調症は1人で悩まず、お気軽に自律神経専門院のしんそう芦屋浜にご相談ください。

 

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