年々子供の自律神経失調症で悩む親御さんからの相談が増えています。
子どもの自律神経失調症、つまり「起立性調節障害」になってしまうお子さんが増加しているということです。
目の前のお子さんが苦しんでいるのを見ると、親として何かしてあげたくなる方も多いでしょう。
起立性調節障害の改善には確かに「親として何をするか」が非常に重要な要因です。
ただしその何をやるか次第では、症状が悪化してしまうケースも多いです。
そこで今回は、起立性調節障害に対して親ができること・してはいけないことについて、自律神経失調症専門院の目線からお話してみようと思います。
親御さんに知っておいて欲しい前提
まず親御さんに必ず知っておいて欲しいこととして、起立性調節障害で悩む多くのお子さんは学校に行きたくないのではなく、「学校に行きたいのに症状によって行けない」状態にあるということです。
一部例外として、学校に行きたくないという感情が隠れている場合もありますが、多くの場合はその逆であることをまずは知っておいて欲しいと思います。
親がしてはいけないこと
起立性調節障害のお子さんに親としてしてはいけないのは「叱責」です。学校にいけないことを責めることは絶対にいけません。
親目線からはサボりに見えるかもしれませんが、前提の部分でお話したように大部分のお子さんはサボりたいのではなく「行きたいのに行けない」状態です。
そんな状態のお子さんを責めたら、そのストレスによって症状が悪化していってしまいます。
起立性調節障害のお子さんは怠けているのでもサボっているのでもなく、体が思う通り動かせなく苦しんでいるのです。
そんな苦しみを感じているお子さんを絶対に責めないで上げてください。
親が出来ること
親御さんが起立性調節障害で苦しむお子さんに出来ることは様々なことがあります。
起立性調節障害のことを正しく理解する
まずが起立性調節障害について正しく理解しましょう。
起立性調節障害と言っても、その症状の出方は様々です。
あなたのお子さんが起立性調節障害の代表的な症状が出ていなかいから起立性調節障害ではないと考えてしまうのは良くないです。
細かい症状も起こることがあるのが起立性調節障害の特徴でもあります。
まずは起立性調節障害について正しく知ることで、あなたのお子さんの苦しみを理解できるようになりましょう。
お子さんの苦しみに寄り添う
起立性調節障害について正しく理解すると、お子さんがどれだけ苦しんでいるのかを理解できるようになるはずです。
そうなったら次はお子さんの苦しみに寄り添ってあげてください。
「苦しみを理解してくれる」だけで気持ちは救われることが多いです。
親の理解によってお子さんの気持ちが救われれば、症状の悪化を抑えることにもつながります。
適切な医療機関を探す
起立性調節障害はお子さんの努力だけでは治すことは難しい症状と言えるでしょう。
またお子さんが適切な医療機関を探すことも難しいのが現実です。
なので親御さんは起立性調節障害の適切な医療機関を探して、お子さんを連れて行ってあげましょう。
治療法がある・対策法があることを知るだけで、症状が少し落ち着くこともあります。
希望によってストレスが減るからでしょう。
じっくりとサポートしてあげる
親御さんとしてがお子さんが学校に行けない期間が長くなると焦ってしまうかもしれません。
しかし焦る気持ちはお子さんの方が強いです。
そんな時に親御さんが焦ってしまったら、それを見たお子さんがプレッシャーに感じて症状が悪化してしまうかもしれません。
焦ってしまうかもしれませんが、その気持ちは押さえて、お子さんのことをじっくりとサポートしてあげてください。
起立性調節障害でお悩みなら当院へ
起立性調節障害に対して親ができること・してはいけないことについてお話してきました。
しんそう芦屋浜にも、起立性調節障害で悩むお子さんを連れた親御さんが多くいらっしゃいます。
その多くが医療機関の治療でも上手く改善しなかったケースが多いです。
なのでもしあなたもあなたのお子さんも改善しない起立性調節障害で悩んでいるのであれば、一度当院にご相談ください。
当院があなたたたちの手助けになれるかもしれません。
基本情報
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