自律神経失調症と夜更かしの深い関係、学生に自律神経失調症が増えている理由

ここ数年で、若い人たち特に10代の学生に自律神経失調症が増えています。

10代の自律神経失調症は「起立性調節障害」と呼ばれており、それで悩む人が本当に急増しているんです。

10代の自律神経失調症が増えている要因の一つに「夜更かし」が挙げられます。確かに当院に来る学生さんのお話を聞いていると、8割の方は夜更かしをしていました。

本当に夜更かしは自律神経失調症と関係があるのでしょうか?もしあるとしたら、なぜ夜更かしは自律神経失調症につながってしまうのでしょうか?

今回は「自律神経失調症(起立性調節障害)と夜更かしの深い関係」について考えていきます。

夜更かしの問題

自律神経失調症と夜更かしが関係するかを考える前に、まずは夜更かしの問題について考えてみましょう。

夜更かしは「夜遅くまで起きていていること」です。学生は夜更かししても、朝学校に行くために必ず起きなければいけません。

そのため夜更かしをすると、睡眠不足になります。

睡眠は非常に重要で、身体を休めることはもちろん、脳を休めるために必要です。

夜更かしを続けていると体が休まりませんし、脳も休まりません。

若い時は体力があるので、夜更かしして体と脳が休まっていなかったとしても、なんとか乗り切れてしまいます。

そのせいで夜更かしが続き、気づかぬうちに身体と脳が疲弊していってしまいます。

これが夜更かしによる最大の問題でしょう。

体の脳の疲労は自律神経を乱す

体と脳に疲労が蓄積していくことは、自律神経にも大きな負荷をかけてしまいます。

体に疲労が蓄積すると、身体が常に緊張した状態になります。筋肉はこわばり、骨格がゆがんでいきます。

そうした体のゆがみは、自律神経を刺激圧迫して負荷をかけるようになります。

脳に疲労が溜まると熱を持ち、ストレスを処理できなくなっていきます。

ストレスは自律神経の天敵ですから、脳がストレスを処理できなくなるということは、それだけ自律神経に負荷をかけてしまいます。

つまり夜更かしで身体と脳に疲労が溜まるということは、二重の意味で自律神経に悪影響を及ぼしていると言えるのです。

当院の考え

以上のように夜更かしと体・脳の関係を考えると、「自律神経失調症と夜更かしはつながっている」というのがしんそう芦屋浜の見解です。

まず夜更かしによって自律神経が乱れる理屈がしっかりとあります。

「夜更かし-体・脳の疲労-自律神経の乱れ」というプロセスは、自律神経の専門家であれば誰でも納得するプロセスでしょう。

それに加えて当院の場合は「臨床経験」があります。

しんそう芦屋浜は自律神経失調症の専門院ですから、当院に来る若い人のほとんどが自律神経の乱れを抱えています。

そしてその8割が夜更かしをしているのですから、夜更かしと自律神経の関係性を無視するわけにはいきません。

1人で悩まず専門家に相談を

夜更かしを続けて自律神経失調症、つまり起立性調節障害になってしまった人の場合、夜更かしを止めれば治るというものではありません。

そもそも夜更かしによって夜眠らない習慣がついてしまっていますし、自律神経が乱れて交感神経が高ぶってもいるので、夜寝たくても寝れなくなるでしょう。

そのうちに、徐々に様々な症状が起きるようになっていきます。

朝起きられないのはもちろん、学校に行くと吐き気や倦怠感が出たり、朝から頭痛になり学校に行けなくなる日は続いていきます。

これらはすべて、自律神経が乱れた起立性調節障害になってしまったからです。

こうならないように、学生さんには夜更かしをしないことを強くお勧めしています。

現代社会では夜更かしする場合、スマホでインターネットを見ているケースがほとんど。そのせいで姿勢が悪くなり、自律神経の乱れを悪化させます。体と脳の疲労の問題だけではなくなってしまうのです。

自律神経失調症を自力で治すのは難しいのが現実です。なので1人で悩む前に、自律神経の専門家にご相談ください。もちろん当院にもお気軽にご相談ください。

ただ何度も繰り返しになってしまいますが、そうなる前に学生さんは夜更かしを止めましょう。起立性調節障害は予防が何より重要ですから。

芦屋市の自律神経失調症専門院 しんそう芦屋浜

 

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